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テミルプロジェクトとは

「スイーツエイド2011withテミルプロジェクト」ご報告 No.5


【石巻市大街道周辺の住民】
「We make ishinomaki」にお届けした後、道路を走っていると、お父さんと小学校低学年くらいの男の子、高学年くらいの女の子が歩いているところに遭遇しました。
「ミニカーほしい?」少年にそう問いかけると、「うん」と一言。
スイーツエイドのことを説明すると、お父さんから「近所の人も呼ぶから、家が近いのでそこまで乗せていってほしい」と。


この辺りに住んでいる人は、津波の被害を受けていますが、家が倒壊したわけではないので家に住んでいます。しかし、生活物資がしっかり行き届いておらず、いまだに食べるものに困っているとのこと。お父さんは、震災後1週間は子どもたちに食べさせるのが精いっぱいで、食べたのはりんご1個だったそうです。

お父さんの呼びかけで、近所からぞくぞくと人が集まってきました。
「あらー、お菓子。甘いもの食べてないからいいねー。」
「孫にミニカーあげるから。喜ぶわー」
「お隣さんにも分けてあげようと思ってね」
「そのお店、東京にあるんでしょ。聞いたことある!」
「みんな流されちゃったからね。絵本あげようと思って」
こんな声が聞こえてきます。

20人くらいの人がビニール袋を持って、トラックを行き来しています。
お菓子やおもちゃ、絵本を手にしたみなさんは笑顔
一瞬だったかもしれませんが、その姿に嬉しさが込み上げてきました。

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高学年の女の子に「絵本たくさんあるから好きなもの持ってっていいよ」と声をかけると、うんと小さくうなずきました。絵本の前でずっと悩んだ後、手にしたのは2冊の絵本。きっと彼女の本はほとんど水に濡れてしまっただろうに。他の人のことも考えて、手に取ったのは少しの本。彼女の、このような状況の中でも他者を思いやる様子が伝わってきて、胸が熱くなりました。 「もう少し持ってく?お友達にもあげてね」そう言って、他にもプレゼントしました。 女の子ははにかみ、嬉しそう。そのそのはにかみ顔を今でも鮮明に覚えています。 男の子はミニカーを手にして、うれしそうでした。
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